自社ECではインボイス番号を分かりやすく表示した方がいい。法人のお客様の不安を減らすために

小規模EC運営

前回の記事では、エクストリムで領収書の希望をチェックボックスで選べるようにした話を書きました。

領収書が必要なお客様は、注文時にチェックを入れる。

領収書の発行対象外となる決済方法では、チェックを入れられないようにする。

そういった形にすることで、お客様にとっても分かりやすく、こちら側の確認業務も減らせるようになりました。

その中で、法人のお客様に向けた分かりやすさという意味では、もう一つ大切だと感じていることがあります。

それが、インボイス番号の表示です。

法人のお客様は購入前に確認したいことがある

エクストリムでは、法人のお客様からご注文をいただくことがあります。

工務店様、施工店様、管理会社様、法人のご担当者様など、個人のお客様以外からのご注文もあります。

そういったお客様にとって、商品そのものの価格や納期だけでなく、購入後の社内処理も大切です。

領収書は発行できるのか。

インボイス番号はあるのか。

適格請求書発行事業者として登録されているのか。

経理処理に必要な情報を確認できるのか。

こういったことが、購入前の不安につながる場合があります。

個人のお客様であれば、あまり気にされない部分かもしれません。

ただ、法人のお客様の場合は、経理処理や税務処理が関係してきます。

担当者様が商品を購入しようとしていても、社内で問題なく処理できるかどうかが気になることもあると思います。

自分が購入する側でも気にしている

私自身、Amazonや楽天などのモールで事業用の買い物をする時は、インボイスに対応した領収書が発行できるかどうかを気にしています。

Amazonの場合、販売元によってはインボイスに対応していないこともあり、購入前に確認しづらいと感じることがあります。

購入後に領収書発行ページを確認して、

「あ、これは対応していなかった」

と思うこともあります。

単価が安いものであれば、そこまで大きく気にしないこともあります。

ただ、高額な商品になると話は変わります。

事業用として購入する場合、インボイスに対応しているかどうかは、実際の負担感にも関わってきます。

だからこそ、商品をネットで仕入れる法人や事業者ほど、

「このお店はインボイスに対応しているのか」

を事前に確認したいのではないかと思っています。

モールでは販売元ごとに対応状況が分かりにくいこともあります。

その点、自社サイトでインボイス番号が分かりやすく表示されていれば、法人のお客様にとって安心材料になる可能性があります。

実際にインボイス番号について電話をいただいた

先日、法人のお客様からインボイス番号についてお電話をいただきました。

内容としては、

「インボイス番号はありますか?」

という確認でした。

エクストリムは適格請求書発行事業者として登録しています。

そのため、インボイス番号自体はあります。

もちろん、サイト上にも記載していました。

ただ、お客様が電話で確認されたということは、必要なタイミングですぐに見つけにくかった可能性があります。

この電話をいただいたことで、

「インボイス番号は、もっと分かりやすい場所に書いておいた方がいいな」

と感じました。

記載しているだけでは足りないことがある

ネットショップを運営していると、つい、

「サイトには書いてあります」

と思ってしまうことがあります。

確かに、どこかに記載していれば、情報としては存在しています。

ただ、お客様がそれを見つけられるかどうかは別の話です。

特定商取引法に基づく表記のページに書いている。

お買い物ガイドに書いている。

フッターに書いている。

よくあるご質問に書いている。

それだけでも、情報としては掲載されています。

ただ、法人のお客様が購入前に確認したい場合、そこまでたどり着けないこともあります。

特に初めて利用するショップの場合、

「このお店はちゃんとインボイス対応しているのかな」

「領収書は税務処理に使えるのかな」

「あとから経理に確認されて困らないかな」

といった不安があるかもしれません。

その時に、インボイス番号が分かりやすい場所にあると、安心材料になります。

法人向けの商品ほど分かりやすくした方がいい

取り扱う商品によっては、インボイス番号をそこまで目立たせなくても問題ない場合もあると思います。

個人のお客様が中心の商品であれば、購入前にインボイス番号を気にされることは少ないかもしれません。

ただ、エクストリムの場合は法人のお客様からのご注文もあります。

エクステリア商品は、個人宅で使う商品であっても、実際に購入されるのは工務店様や施工店様ということがあります。

管理会社様や法人のご担当者様が、現場用や施設用に購入されることもあります。

そうなると、インボイス番号は単なる事務情報ではなく、購入前の確認項目になります。

商品ページや注文前の案内で分かりやすく確認できれば、

「このお店なら経理処理も問題なさそうだ」

と思っていただけるかもしれません。

電話確認を減らすことにもつながる

インボイス番号を分かりやすく表示することは、お客様のためだけではありません。

こちら側の確認業務を減らすことにもつながります。

インボイス番号について電話やメールで確認が入ると、その都度対応する必要があります。

もちろん、問い合わせ対応自体は大切です。

ただ、事前に分かりやすく表示しておけば、防げる問い合わせもあります。

お客様が自分で確認できる。

担当者様が社内で説明しやすい。

こちら側も同じ内容を何度も案内しなくて済む。

こういった状態にできるなら、その方が双方にとって便利です。

前回の領収書チェックボックスの話と同じで、お客様の不安を減らすことと、運営側の確認業務を減らすことは両立できると思っています。

どこに表示するかも大事

インボイス番号は、ただ掲載すればいいというものではなく、どこに表示するかも大事です。

例えば、

会社概要ページ。

特定商取引法に基づく表記。

お買い物ガイド。

よくあるご質問。

領収書や請求書に関する案内ページ。

注文画面周辺。

こういった場所に記載しておくと、必要な方が見つけやすくなります。

特に、領収書や請求書に関する説明の近くにインボイス番号を記載しておくと自然だと思います。

お客様は、

「領収書は出るのかな」

「インボイス対応しているのかな」

という流れで確認することが多いと思うからです。

領収書の案内とインボイス番号の案内は、近い場所に置いておく方が親切だと感じました。

事務情報も購入前の安心材料になる

ネットショップの改善というと、商品画像や価格、送料、納期、レビューなどに目が向きやすいです。

もちろん、それらはとても大切です。

ただ、法人のお客様に向けて考えると、事務的な情報も購入前の安心材料になります。

領収書は発行できるのか。

インボイス番号は分かるのか。

適格請求書発行事業者なのか。

必要な書類は確認できるのか。

こういったことが分かりやすいだけでも、購入しやすくなる可能性があります。

インボイス番号を目立つ場所に書いたからといって、それだけで売上が大きく変わるわけではないと思います。

ただ、法人のお客様が購入前に感じる小さな不安を減らすことはできます。

商品は気になっている。

価格も問題ない。

納期も大丈夫そう。

でも、経理処理や領収書まわりが少し不安。

そう思われてしまうと、購入を迷われる可能性があります。

特に高額商品や法人利用の商品では、こういった細かい情報の分かりやすさも大切だと思っています。

分かりにくい問い合わせを減らしていきたい

エクストリムでは、商品ページや注文画面を少しずつ見直しています。

大きな改修ばかりではありません。

今回のように、インボイス番号を分かりやすい場所に置く。

領収書の希望を注文時に選べるようにする。

発行できない決済方法ではチェックできないようにする。

そういった小さな改善の積み重ねです。

小規模ECでは、この小さな改善が大事だと思っています。

お客様が迷う場所を減らす。

こちら側の確認業務を減らす。

購入前の不安を少しでも減らす。

その積み重ねが、使いやすいネットショップにつながるのだと思います。

インボイス番号は、商品そのものの魅力を伝える情報ではありません。

でも、法人のお客様にとっては、購入前に確認したい大切な情報です。

だからこそ、分かりやすい場所に書いておくことは、法人向けECでは地味だけれど大切な改善だと感じています。

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