先日、AI対策に関する営業メールが届きました。
以前はSEO対策しませんか?とかMEO対策しませんか?というような営業メールが連日のように届いていましたが、最近のブームはAI対策しませんか?のようです(笑)
内容を簡単にまとめると、「AIの回答に自社名が表示される状態を作りませんか?」というものでした。
最近はChatGPTやGoogleのAI検索を使う人も増えています。
Chromeで検索したら、最初の回答はAI要約になるほど、AIによる検索結果は身近なものとなりました。
実際、私自身も商品選びや情報収集でAIを使う機会が増えました。
だからこそ、このようなサービスが出てくるのも自然な流れだと思います。
ただ、そのメールを読んでいて少し思ったことがありました。
正直、MEO対策と似ているように感じた
メールの内容は正直SEOとMEOで行っていた対策をAIに転化したようなものでした。
というのも、メールの内容が「町名 花屋 おすすめ」でChatGPTに質問したときに毎回名前が出てくるのは2~3件ですが、この中に自社を独占的に入れてしまいましょう。
この枠は早いもの勝ちで一度定番と認識されると後から覆すのは容易ではありません。
例に出ているように対策を行っている花屋はその枠を独占していて月+40件の新規注文が増えています。というものでした。
営業メールとしては誘導がうまいなと感じる反面、その対策はMEO対策と変わりがないのではないか?と感じました。
AI対策というよりサイト運営そのもの
もちろん営業メールなので具体的な方法については記載がありません。
無料オファーのご招待でメールは終わっています。
ただ、メールを読んでいて思ったのは、
「結局やることは今までのSEOやMEOと大きく変わらないのではないか?」
ということでした。
AIに名前を出してもらう。
おすすめとして紹介してもらう。
確かに魅力的です。
ただ、そのために必要なのは特別な裏技ではなく、
サイトから発信している情報を、外部から信頼してもらえる状態にすること。
そして、その結果としてサイトに権威性が生まれること。
結局のところ、できることはそれくらいなのではないかと感じました。
AI検索を使っていて感じること
私自身もChatGPTを使います。
商品について調べることもありますし、業界の情報を調べることもあります。
その時にAIが引用しているサイトを見ると、
- 実際に使った人のレビュー
- 比較記事
- メーカー情報の整理
- 実体験を元にした解説
などが多い印象があります。
もちろんAIの仕組みは複雑なので、それだけではないと思います。
ただ少なくとも、
中身の薄いカタログの情報を転記したページよりも、実際に役立つ情報が掲載されているページの方が引用されやすいのではないかと感じています。
こうした情報の積み重ねが、結果としてサイトの信頼につながり、AIから引用される理由の一つになっているのではないかと思います。
少しだけ違和感があった
営業メールを否定したいわけではありません。
実際に成果を出している会社もあるのでしょう。
ただ個人的には、「AI対策」という新しい言葉で説明されているものの、多くは従来から重要と言われてきたサイト運営の延長線上にあるように感じました。
例として挙げられていたのは、町の花屋さんでしたが、例えばネットショップの場合は商圏が全国の場合が多いと思うので戦い方(対策)はより複雑になってくると思います。
ですが、
レビューを集める。
商品点数を増やす。
ブログを書く。
FAQを充実させる。
こうした取り組みは、AIが登場する前から重要だったことです。
そして今後AI検索が主流になったとしても、その重要性は大きく変わらないのではないかと思っています。
最近はブログの代わりにSNSで集客しているショップも多いと思います。
もちろんSNSには即効性があります。
ただ、アルゴリズムの変化に左右されやすいことや、自社サイト上の資産として蓄積されにくいことを考えると、今回のようなAI検索への対応も含めて、ブログには今でも十分価値があると感じています。
むしろ今やっていることの延長線上にある
最近の私は、何度かブログ内で触れたように、
カゴ落ちを確認する。
Clarityで行動を見る。
お問い合わせを記事にする。
レビューを集める。
商品ページを改善する。
そんなことを繰り返しています。
もちろんAI対策として始めたわけではありません。
お客様にとって分かりやすいページを作りたい。
問い合わせを減らしたい。
商品を選びやすくしたい。
そのために続けています。
ただ、今回の営業メールを読んでいて、「それなら今やっていることもAI対策の一部なのかもしれないな」と感じました。
特別な施策より積み上げを続けたい
AI検索は今後ますます広がっていくと思います。
だからAIを意識すること自体は大切だと思います。
ただ今の私は、AIに選ばれる方法を探すことよりも、お客様に役立つ情報を増やすことを優先したいと考えています。
商品ページを改善する。
実際の問い合わせを記事にする。
レビューを蓄積する。
展示会で見たことを書く。
地味な作業ばかりです。
ただ、エクストリムを運営してきた経験を振り返ると、結局はそういった積み上げが後から効いてくることが多かったように思います。
AI対策という新しい言葉は増えました。
ただ、やるべきことは意外と昔から変わっていないのかもしれません。
お客様に役立つ情報を増やし、信頼を積み上げる。
今回の営業メールを見て、そんな当たり前のことを改めて考えさせられました。


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